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Take me

第18章 18



もう終わりにしよう、その言葉を言えずにまた一週間が過ぎた。
結局、一ヶ月ほど瑛士とは最小限の言葉しか交わせない毎日だった。



今日はまだ、一度も瑛士が帰らない。
朝になっても、昼になっても、夜になり始めても。


もう本当にダメなんだな。


「今日こそ本当に言うから…」
決意を一人呟いた時、玄関の開く音。




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