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Take me

第7章 7



終始、苦痛に歪んだ顔をしていた瑛士
まるで自分の事の様に


「だから、ここに泊めて欲しいなって」

「…紘夢、なんでもっと早く言わなかったんだよ」


瑛士なら絶対にそう言うと思った
余計な心配なんて掛けたくないよ


「ごめん」

「だから、こんなに傷…」



瑛士の手がゆっくりと傷をなぞり、それから抱きしめられた。



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