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Take me

第7章 7



後ろから抱きかかえられる
背中に感じる瑛士の温もり


「あったかい」
「お前が冷たいの」


しばらく無言で抱きしめられていると、服の裾をゆっくりと上げる瑛士の手


「ちょ、瑛士!」

全部捲り上げられると露わになる身体



「お前、傷酷い」

「ほんとだ、アザだらけ。気持ち悪い」


笑ってしまう
暴力を受けてから自分でも初めて見たアザだらけの体


「大丈夫、紘夢は俺が守るよ
ずっとここに居ろよ…」


今だけは瑛士の声に甘えた


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