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Take me

第8章 8


「ごちそうさま。やっぱ紘夢の料理は美味いわ」
「それはありがとうございます」
「まじで!」

料理にはあんまり自信無かったけど、瑛士のところで過ごすようになって何度も作ったおかげで上達した気がする


食べ終わった食器を台所へ運ぶ。



「なぁ、今週末どっか行かねぇ?」
「ん、なになに?」
「最近遊んでねぇなーって。な、紘夢!どっか遊びに行こ!」
「良いじゃん、そうしよ!」


泊まりに来てからずっと家で過ごしていて、あまり二人で外に出ることは学校意外には無かったし


俺も家の事とか忘れて遊びたいし
やったね。


あ、もしかして瑛士もそう考えてくれたのかな…


ちょっと瑛士を良いやつにし過ぎか?
まぁ、いいや。そう思っておこうかな。

「ありがと、瑛士」

小さく呟いてみた

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