テキストサイズ

寡黙男子

第3章 二歩目を探る *亜紀乃の世界*

野菜シューズにストローを刺しながら、私は奈央の言葉を何となく聞いていたら、奈央はにやにやしながら、私に顔を近付けて来た。



「なに」


「んでさ、高橋くんってどんな感じ?」


「はい?」


「んもぉ、とぼけてないで教えてよ」



奈央はふふっと笑って私の頬を人差し指で突いた。



本当に何の話をしてるのか、訳が分からないまま私は野菜ジュースを飲みながら首を傾げた。



「だぁかぁらぁ…」


「……?」


「エッチっ!意外と上手いとかっ!?」



はいぃいいいい!?!?!?!?!?



「ケホッケホケホっ!!!!!」


「ちょっとっ!? 大丈夫!? 」






ストーリーメニュー

TOPTOPへ