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寡黙男子

第3章 二歩目を探る *亜紀乃の世界*

世の中には、カップルや夫婦がたくさんいて…


でも、それぞれ愛情表現は違う。


男なんだから、女なんだから、みたいな小さな暗黙のルールみたいのが存在したとしたって、例外だらけで…


典型的で、模範的はカップルなんてものは存在しない。


だから、私も学も焦る事なく、ゆっくり、自分たちのペースで進んで行けばいいのかな…?



「何笑ってんの」


ほっぺたを突かれて、私は亮に微笑んだ。



「別に?なんか、あんた結局ストーカーのままじゃんと、思ったら、かわいそうで」


「ちょっとおい!? かわいそうで笑うって意味わかんねぇけどっ!?」



それから、私と亮はたわいもない話を延々と、辺りが真っ暗になるまでしていた────



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