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寡黙男子

第4章 二歩目を探る *学の世界*



あれ…大丈夫だったのかな…


きっと熱だよな…



そう思いながら、顔を紅く染める亜紀乃のことを不謹慎にもかわいいと思ってしまった自分を責めた。



明日から…しばらく部活の練習で一緒に帰れないな…




一日の中で一番幸せな時間。



それが公式戦が近いからという理由でしばらく無くなってしまう。




キーホルダーをチョンッと触った俺は、今度はケータイを掴んで見つめた。



伝えたほうがいいよな…

でも…


……………。





………………────……





言葉が浮かばない…。

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