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あの学校には...

第5章 この学校にイジメがない訳と例の競技の意味。


「奈津ちゃん、この学校にきた訳ってイジメがない学校だったからでしょ、」
「うん。」
「なんでイジメがないって断言できたの?」
「それは...分からない。」
「そう。私たちもこの学校には絶対イジメがないって断言できるの。
断言できる訳は正直言って私たちもわからない。
でも、本当にこの学校にはイジメが一つもない。私たちがイジメをなくそうとしてるんじゃない。」
「そうなの?」
「うん。でね、先輩たちが一回イジメをやってみようとしたの。」
「...うん」
だんだん周りが暗くなってくる。
「やったんだって。
結果は、出来た。」
「え?」
奈津は出来なかったのだとおもってた。
「びっくりするよね、私もこの話を聞いたとき、びっくりした。
ただ、その後の話が凄く怖かった。それはね...」
ゴクッ....
奈津が唾をのむ。

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