隠れて甘いkissをして
第15章 極上の言葉
上質なバスローブと、暖かい隼人の腕に包まれて
ゆったりした気持ち良さで、天にも昇る気分。
さっきまであんなに激しく鋭かった隼人の目や言葉は、別人のように穏やかに戻っている。
持ってきてくれたミネラルウォーターを飲んでいると、隼人が口を開いた。
「さっきマネージャーと話してた。
日曜日から1週間台湾で撮影なんだ。
明日、昼過ぎには出なきゃいけない」
「そうなんですか……」
すごい、忙しいんだ……
今日までの2週間もずっと仕事していたみたいだし
体調とか大丈夫なのかな……