息もできない
第1章 はじめまして
あ…
あそこのケーキ、美味しそうだったな…
まだ電気ついてるし、まだ営業してるのかな
昼間メニューで見たケーキの写真とか
店内に充満してた甘い匂いとか
そんなの思い出しちゃって
無性にそこのケーキが食べたくなって
気づいた時には手がドアを開けていた
カランコロン
またドアベルが軽快に鳴って
その音に気づいた店員が来た
「いらっしゃいませ、えと…谷口、さん?」
やば…!
昼間挨拶してたの忘れてた!
俺の顔も名前も知ってる人の前でリラックスしてケーキなんか食べれないよ…!
まして田中さんと知り合いっぽかったし
どうしよ
「あ、はい。こんばんは」
疲れで思考回路が麻痺してる中
急にパニックになったもんだから
少しだけどもりながら答えた
そんな俺を見て店長さん(三浦さんだっけ?)は
クスッと笑って
「お一人ですよね?こちらどうぞ」
とカウンター席をすすめてきた
あそこのケーキ、美味しそうだったな…
まだ電気ついてるし、まだ営業してるのかな
昼間メニューで見たケーキの写真とか
店内に充満してた甘い匂いとか
そんなの思い出しちゃって
無性にそこのケーキが食べたくなって
気づいた時には手がドアを開けていた
カランコロン
またドアベルが軽快に鳴って
その音に気づいた店員が来た
「いらっしゃいませ、えと…谷口、さん?」
やば…!
昼間挨拶してたの忘れてた!
俺の顔も名前も知ってる人の前でリラックスしてケーキなんか食べれないよ…!
まして田中さんと知り合いっぽかったし
どうしよ
「あ、はい。こんばんは」
疲れで思考回路が麻痺してる中
急にパニックになったもんだから
少しだけどもりながら答えた
そんな俺を見て店長さん(三浦さんだっけ?)は
クスッと笑って
「お一人ですよね?こちらどうぞ」
とカウンター席をすすめてきた