息もできない
第16章 俺に矛先を向けるな(サイドストーリー)
朗目線
俺の幼馴染と恋人の仲を引き裂こうなんて真似したクズの腕を引いてその日誕生日だったハルを残したまま店を出た
「ちょ、離せよっ!あんたなんなんだよ!」
と暴れまわる奴の腕をしばらく歩いて通りかかった公園で投げ飛ばすように離した
急に投げ出された反動を堪えきれなくてそいつは無様に地面に転がった
「いっ…てぇ……」
足元からじろじろとそいつを眺めてみる
へぇ、結構イケメンじゃん
しかし性格がなー……残念そうだ
地面に投げられたそいつも気づけば俺の方を見ていた
「何か?」
俺が聞くとそいつは思い出したように俺を睨みつけた
「痛ぇんだけど!あんたいきなり何すんだよ!?」
俺は僅かに笑って起き上がろうと上体を起こしたそいつのネクタイを思いきり引っ張りながら地面に押し付けた
「ってぇ……」
「お前、口のききかたもわかってねぇのか?あ?」
至近距離で凄むとそいつは簡単に怯んで顔を真っ青にする
可愛いとこあるじゃないの
「お前が何したのかわかってんのか?犯罪だぞ。しかもハルの恋人に手ぇ出したって?」
「お前に関係ねぇだろ」
一丁前に俺を睨んできたことに焦るどころか少し楽しい気分でぐぐ、とネクタイを締める
俺の幼馴染と恋人の仲を引き裂こうなんて真似したクズの腕を引いてその日誕生日だったハルを残したまま店を出た
「ちょ、離せよっ!あんたなんなんだよ!」
と暴れまわる奴の腕をしばらく歩いて通りかかった公園で投げ飛ばすように離した
急に投げ出された反動を堪えきれなくてそいつは無様に地面に転がった
「いっ…てぇ……」
足元からじろじろとそいつを眺めてみる
へぇ、結構イケメンじゃん
しかし性格がなー……残念そうだ
地面に投げられたそいつも気づけば俺の方を見ていた
「何か?」
俺が聞くとそいつは思い出したように俺を睨みつけた
「痛ぇんだけど!あんたいきなり何すんだよ!?」
俺は僅かに笑って起き上がろうと上体を起こしたそいつのネクタイを思いきり引っ張りながら地面に押し付けた
「ってぇ……」
「お前、口のききかたもわかってねぇのか?あ?」
至近距離で凄むとそいつは簡単に怯んで顔を真っ青にする
可愛いとこあるじゃないの
「お前が何したのかわかってんのか?犯罪だぞ。しかもハルの恋人に手ぇ出したって?」
「お前に関係ねぇだろ」
一丁前に俺を睨んできたことに焦るどころか少し楽しい気分でぐぐ、とネクタイを締める