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息もできない

第16章 俺に矛先を向けるな(サイドストーリー)

そんな俺の思いなんて無視してそいつは俺のを扱き始めた


「はぁっ…あ…」
「気持ちいいか?淫乱さん」
「気、持ちよくなんか、な…っ」


と反抗してみるものの、俺のモノは確実に高まって行く


もう…やば…


人にされる感覚からなのか外でされている緊張感からなのかいつもより早く俺の身体は果てようとしている


「あ…ぁ、も…やぁ…」


それをいち早く察したのか俺のモノを扱いていた手が絶頂を促すように早くなる


「イけよ」


と耳元で囁かれたのを最後に俺は


「ぁぁぁあっ…ぁ…は…っ」


射精させられた

余韻で痙攣する俺に気を使うでもなくそいつは俺の白濁で汚れた手を俺のパンツの内側に塗りつけるように拭いた


「お仕置きしようと思ってたのに、気持ち良くなっちゃった?」
「な……っ」

はは、と笑って俺の両手を離して立ち上がった


「まぁいいや。これに懲りたらもう人のに手ぇ出すなよ」

またな、と男は名乗りもしないで立ち去ってしまって残された俺はただ呆然とするしかなかった

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