息もできない
第8章 俺のせいでしょうか?
終業の時間になり田中さんが近づいてきた
「谷口さんお疲れ様。今週はもう終わりね」
「はい、お疲れ様です」
やっと終わったなぁ…
土日、何すれば三浦さんのこと考えなくてすむかな
「なお〜っ!仕事終わった?飲みにいかね?」
遠くから大きな声で声をかけてきたのは圭太だった
「行こーぜ!明日から休みだし!」
なんか疲れたな
仕事もだけど
余計なこと考えるのも
そんなこと思っていっそ飲んで全部忘れたくなって圭太の誘いに乗って飲みに行くことにした
会社から駅に向かった道にある普通の居酒屋に入る
中は個室風なつくりになっていて仕切りは薄い壁でドアのかわりにカーテンがかかっている様な感じだった
中は掘りごたつ式の座敷で俺たちは向かい合わせに座った
「とりあえずビール飲もうぜ!」
「…ん」
圭太が俺の分も飲み物とつまみを適当に頼んでくれる
そしてやってきた飲み物を飲んで暫らくしてから圭太が口を開いた
「なぁ、直?なんかあったか?最近元気ねぇじゃん」
「ぅ…ん」
「どした?話ぐらいいくらでも聞くから。言ってみ?」
優しい声になんだか気が緩んで涙が出てきた
「け、いたぁ……ぅ」
「わ、ほら。泣くなって〜…直?」
いきなり号泣した俺に近くにあった箱ティッシュを取って渡してくれた
「ひぃっ、く……ぅん…っ…」
泣きしゃっくりまでする俺の話を急かすでもなく横に来て背中をずっとさすってくれた
「大丈夫かー?元気出せ」
「…っん、ぅん」
何があったのか言いたくないのを悟ってくれたのか圭太は俺の背中をひたすらさすっていてくれた
圭太の手……あったかい………
その後もずっと圭太は横にいて
俺の好きな酒とか頼んではのませてくれて
ほろ酔いみたいな状態になった時泣いてたナーバスな感情が消え去って圭太に甘えたくなった
「圭太……」
俺は横に座ってる圭太の腰あたりに抱きついた
「わ、どした?直」
「ん……なんでも、なぃ…」
圭太の脇腹あたりに頭をぐりぐりする
「ちょっ…くすぐったいってば」
「んむ…」
そのままなだれ込んで圭太の太ももを枕にするように寝転んだ
「谷口さんお疲れ様。今週はもう終わりね」
「はい、お疲れ様です」
やっと終わったなぁ…
土日、何すれば三浦さんのこと考えなくてすむかな
「なお〜っ!仕事終わった?飲みにいかね?」
遠くから大きな声で声をかけてきたのは圭太だった
「行こーぜ!明日から休みだし!」
なんか疲れたな
仕事もだけど
余計なこと考えるのも
そんなこと思っていっそ飲んで全部忘れたくなって圭太の誘いに乗って飲みに行くことにした
会社から駅に向かった道にある普通の居酒屋に入る
中は個室風なつくりになっていて仕切りは薄い壁でドアのかわりにカーテンがかかっている様な感じだった
中は掘りごたつ式の座敷で俺たちは向かい合わせに座った
「とりあえずビール飲もうぜ!」
「…ん」
圭太が俺の分も飲み物とつまみを適当に頼んでくれる
そしてやってきた飲み物を飲んで暫らくしてから圭太が口を開いた
「なぁ、直?なんかあったか?最近元気ねぇじゃん」
「ぅ…ん」
「どした?話ぐらいいくらでも聞くから。言ってみ?」
優しい声になんだか気が緩んで涙が出てきた
「け、いたぁ……ぅ」
「わ、ほら。泣くなって〜…直?」
いきなり号泣した俺に近くにあった箱ティッシュを取って渡してくれた
「ひぃっ、く……ぅん…っ…」
泣きしゃっくりまでする俺の話を急かすでもなく横に来て背中をずっとさすってくれた
「大丈夫かー?元気出せ」
「…っん、ぅん」
何があったのか言いたくないのを悟ってくれたのか圭太は俺の背中をひたすらさすっていてくれた
圭太の手……あったかい………
その後もずっと圭太は横にいて
俺の好きな酒とか頼んではのませてくれて
ほろ酔いみたいな状態になった時泣いてたナーバスな感情が消え去って圭太に甘えたくなった
「圭太……」
俺は横に座ってる圭太の腰あたりに抱きついた
「わ、どした?直」
「ん……なんでも、なぃ…」
圭太の脇腹あたりに頭をぐりぐりする
「ちょっ…くすぐったいってば」
「んむ…」
そのままなだれ込んで圭太の太ももを枕にするように寝転んだ