息もできない
第23章 今度は俺?
「お粥飽きた?ちゃんとしたご飯食べたい?」
「ん……お腹減った」
「そう、いいね。じゃあちょっと待ってね」
俺は立ち上がって台所に向かった
冷蔵庫を開けて、中にある食材で何が出来るか考える
んー
そこそこ消化が良くて、満足感の高いものがいいよな
よし、決めた
俺が暫く料理してフライパンを振っていると、寝室から俺のパーカーを来た直が出てきた
ダイニングの椅子にちょこん、と座って俺が料理しているのをずっと見ている
「見てるだけじゃ退屈じゃない?テレビ見ててもいいよ」
「ううん。大丈夫。見てるだけで幸せだから」
幸せ、なんてそんな言葉ひとつで俺は気分を良くする
「本当、俺の扱いが上手いよ。直は」
「うん?何か言った?」
「いや」
思い立ったが吉日、だよな
なにも病み上がりの直を連れて行くような場所じゃないんだけど
でも
早く終わらせてしまいたい
「なぁ、直」
「なに?」
「具合は大丈夫?」
「うん。もうばっちり」
「……じゃあさ、今日付き合って欲しいところがあるんだけど」
「いいよ。どこ?」
「まだ秘密」
楽しそうに「えー?教えてよー」と笑いながらごねる直の可愛さに微笑みながら俺は朝食を作った
「ん……お腹減った」
「そう、いいね。じゃあちょっと待ってね」
俺は立ち上がって台所に向かった
冷蔵庫を開けて、中にある食材で何が出来るか考える
んー
そこそこ消化が良くて、満足感の高いものがいいよな
よし、決めた
俺が暫く料理してフライパンを振っていると、寝室から俺のパーカーを来た直が出てきた
ダイニングの椅子にちょこん、と座って俺が料理しているのをずっと見ている
「見てるだけじゃ退屈じゃない?テレビ見ててもいいよ」
「ううん。大丈夫。見てるだけで幸せだから」
幸せ、なんてそんな言葉ひとつで俺は気分を良くする
「本当、俺の扱いが上手いよ。直は」
「うん?何か言った?」
「いや」
思い立ったが吉日、だよな
なにも病み上がりの直を連れて行くような場所じゃないんだけど
でも
早く終わらせてしまいたい
「なぁ、直」
「なに?」
「具合は大丈夫?」
「うん。もうばっちり」
「……じゃあさ、今日付き合って欲しいところがあるんだけど」
「いいよ。どこ?」
「まだ秘密」
楽しそうに「えー?教えてよー」と笑いながらごねる直の可愛さに微笑みながら俺は朝食を作った