息もできない
第26章 番外編「St. Valentine's Day 」
その日は珍しく直が家を早く出て、家の鍵を忘れたと言ったからなるべく早く家に帰った
そして、俺よりも早く家に帰り玄関の前で待っていた直を見て
やばい
そう思った
俺は咄嗟に持っていた荷物をカバンで上手く隠す
「春陽、おかえり。ごめんね」
「ただいま。いいよ。久しぶりに早く帰れたし」
「ありがとう」
俺の返答ににこにこ笑って答えた直が可愛くてとりあえず玄関に入った瞬間にキス
「えへへ」
そのまま頭を撫でると直は嬉しそうに微笑んだ
あー可愛い
ぐりぐり頭を存分に弄ってから俺たちは部屋に入った
「お詫びにお風呂掃除は俺がやるね。春陽一番風呂入って?」
「ん。ありがとう、直」
暫くして沸いた風呂に浸かってその幸福感に浸っている間俺はすっかり忘れていた
さっき直から隠した荷物のことを
何も考えず呑気に風呂から上がると、
「…………」
直は頗る不機嫌な顔をしていた
「?」
一瞬訳がわからなくて呆然としてから思い出す
やばい!!!
あれ見られたか!?!?
「な、直……?」
「…………」
「あの、直さーん?」
「………………」
「……」
完全にバレてる
怒ってる
そして、俺よりも早く家に帰り玄関の前で待っていた直を見て
やばい
そう思った
俺は咄嗟に持っていた荷物をカバンで上手く隠す
「春陽、おかえり。ごめんね」
「ただいま。いいよ。久しぶりに早く帰れたし」
「ありがとう」
俺の返答ににこにこ笑って答えた直が可愛くてとりあえず玄関に入った瞬間にキス
「えへへ」
そのまま頭を撫でると直は嬉しそうに微笑んだ
あー可愛い
ぐりぐり頭を存分に弄ってから俺たちは部屋に入った
「お詫びにお風呂掃除は俺がやるね。春陽一番風呂入って?」
「ん。ありがとう、直」
暫くして沸いた風呂に浸かってその幸福感に浸っている間俺はすっかり忘れていた
さっき直から隠した荷物のことを
何も考えず呑気に風呂から上がると、
「…………」
直は頗る不機嫌な顔をしていた
「?」
一瞬訳がわからなくて呆然としてから思い出す
やばい!!!
あれ見られたか!?!?
「な、直……?」
「…………」
「あの、直さーん?」
「………………」
「……」
完全にバレてる
怒ってる