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息もできない

第11章 それでも、信じたかったのです

なんで、どうして…?
圭太が

「なんであんなことがあった後に警戒しないのかなー?1人になんかなっちゃだめじゃん」

と言いながら圭太は俺のお尻にちゅ、とキスをした

今だに混乱して何も言えない俺に圭太は更に続けた

「直は普段はガード硬いくせに俺には甘えん坊でさ〜可愛いのなんのって、さぁ…………」


そこまで言ってから圭太は少しだけ黙った


「けいた……?」

不安になって振り返ろうとした瞬間に俺の後ろからバイブが一息に抜かれた

緩んだとはいっても乱暴に扱われればそれなりに痛い

「……っ痛!」

でも次の瞬間、そんな痛みなんか忘れるぐらいの恐怖が襲ってきた

熱い、硬いものが蕾にあてがわれた


「ぁ、やぁっ……やだっ!」


精一杯暴れるけど強く縛られていて縄は一向に解けない
ただ手首に食い込んで痛む


「ハルヒっ…ハルヒィ…っく、」


電話から声が聞こえなくなって結構時間が経っているからもうだめなのかと思ったその時

資料室のドアがガンッと大きな音を立てた

「!!」

そして電話とドアの向こうから


『おいっ!開けろ!」


と大きな声がしてドンドンとドアを叩かれた

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