テキストサイズ

片想いの行方

第1章 2人の蓮


「………あー、なるほどな」



姫宮蓮は、ニヤッと笑うとあたしの方に近付いてきた。




う……なんか怖い……


近付くと、何かを放ってるような存在感に圧倒される。




思わず後ずさりすると、彼はすぐ隣りに立って窓の下を見た。




「お前も蓮のファンなわけか。

しかもこんなとこから1人で覗きとは。

いい趣味してんね」



「……っ!」





な、なによその言い方~~!!


覗きって!


…ま、まぁそうなんだけどさっ。


なんか感じ悪ー!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ