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片想いの行方

第1章 2人の蓮




だけど


ほどなくして、彼はまたすぐに目をそらした。



…?



…な、なんなのよ…。



少しの沈黙の後、彼は口を開く。




「こんなとこからストーカーみたいに見てるだけじゃなくて、話しかければいいじゃん」



「え…?」




次の瞬間






彼は勢いよく窓ガラスを開けた。





そして大きく身を乗り出す。



「ちょ、ちょっと何して…」







「 蓮!!

お前のファンがここから覗き見してるぜ!!」








き… きゃーーーーーーーーーー!!!

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