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片想いの行方

第22章 ゆらめき

な、なになに……?

一体どーいうこと??



わけのわからないまま、とりあえず蓮くんについていく。




校舎の裏を抜けて、体育館の横に出る。



夏休み最後の今日は、教室にはもちろん誰もいないし、部活も無いから校庭もガラガラだ。


夕陽が沈みそうだけど、学校内の照明はいくつか点いているので、そんなに暗くない。



聞こえるのは、風に揺れる木の葉の音だけだ。




そして、体育館を抜けた先にある、高い壁に囲まれた場所の前に来た。



この先は……









「……プール!?」




あたしは思わず叫んだ。




裏側から来たから、ここに着くまでわからなかったけど。




ちょっと付き合ってって……


学校のプールのことだったの!?

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