片想いの行方
第3章 自習中の恋愛相談
「だって…。
すごく好きだけど、何て言って告白したらいいかわからないもん…」
「はぁ? お前ぶっ飛びすぎ。
いきなり告白って、自爆するよーなもんだろ」
…そりゃそうだ。。
まだ友達にすらなれてないのに。
「お前が図書室から見てるって、蓮は知ってんのかよ?」
「多分御存じないと思います…
クラスの女の子達は、あたしがいつも図書室にダッシュするから、だいたい知ってるはずだけど」
「ふーん…」
ヒメは少し考えるように沈黙して、鈴木くんのいる斜め前を見ている。
てゆーか…
あたしなんでこの男にこんな話してるんだろう…。
軽く恋愛相談室みたいになってない?