片想いの行方
第5章 デート?
「………///」
並んで歩くの……嫌じゃないんだ…
嘘だとしても… なんか優しくて心がドキッとする。
「行こう」
ヒメがふっと笑う。
「……うん」
あたしは赤くなった顔を見られないように、少し俯きながら彼の後を追った。
その後、いくつかのお店を周って何着か服を試着した。
あたしは、よく漫画やテレビで見るような、見た目改造計画ばりな大変身をするのだと期待をしていたんだけど
ヒメが行くお店や、選ぶ服は…
いわゆるフリフリのワンピースや、女の子らしいトップスとかでは無い。
あたしが言うのもなんだけど、至って普通な服ばかりだった。