片想いの行方
第64章 片想いの結末
「……あっ……ん………!」
「SEX中にこんな会話させるな。
漫才してどーする」
ヒメの指が与える刺激で、それ以上喋れなくなる。
片手でがっちり腰を固められて、逃れようにも動けない。
感じたことのない強い快感が、波のように襲ってきた。
「…んっ…あ…いや…っ……!」
頭が真っ白になりそう。
声が抑えられない。
体が仰け反ってしまうから、必死にヒメに抱きつく。
「……この時を、俺がどれだけ待ったと思ってるんだよ」
ヒメが耳元で囁く。
「ずっと美和が欲しかった。
やっと手に入れたんだ。
……お前、これ以上俺にお預けさせるわけ?」
「……………っ///」
ドクっと心臓が鳴って
体の中心がさらに熱くなる。
そんな甘い声でそんな言葉を言われたら………
だめって言えないじゃない………