テキストサイズ

片想いの行方

第64章 片想いの結末



それから、何度も何度も


ヒメの唇と手で、幾度となく絶頂に昇りつめてるっていうのに


ヒメは攻撃の力を緩めない。





「……はぁっ……や…いや……
んん……あ……や……!」





ビクビクと体が激しく痙攣する度に


ヒメはキスをして、深く舌を絡ませて


私が感じてるのを確かめてる。





「……やばいな、お前。
いつの間にそんなにエロくなってたの」




聞いたことのないヒメの色気ある声

歌っている時とは全然違うけど、その声を聞くだけで中心が疼く。







「………ん……
もう……ダメ……お願い……」






感じすぎてぐったりして


なんだかもう泣きたくなっていた私は


ヒメの背中に手を回して懇願する。





「………………」





ヒメは体を起こすと、脚の間にあった服を床に放り投げた。





その服が、転がっていた家庭用のプラネタリウムに命中して





カタっと音がすると





天井一面に星空が広がった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ