片想いの行方
第74章 ☆おまけのstory/泥酔
「……………」
さすがイケメンと言った美和の目は笑っていない。
くそー……
普段は鉄壁を作ってる反面、心を許す相手には何でもゲロッちまうのが姉貴の難点だ。
ストッパー役の優香がいない時は特にどうしようもねぇ。
「それで怒ってんの?」
「…………」
「……そんなの過去の話だろ」
俺は美和の髪を撫でて、優しく声をかけてみる。
すると、美和は怒るでも睨むでもなく
目を潤ませて俺を見つめた。
「………分かってるもん。
でも、芸能界にいる人もだなんて……っ
みんな、見惚れるくらい綺麗な人ばかりなんでしょ?」
「……いや、だから俺が言いたいのは……」
「いいなぁ。
私も美人に生まれたかった。
そしたら、ヒメ、もっと私の事好きになってくれるでしょ?」
「……………!!」
………な、なんなのこいつ!
さっきまでヘラヘラしてたくせに、いきなり涙を浮かべてメソメソする美和。
俺は心臓をブチ抜かれた。
ワザとか?
ワザとだよな?
俺に何か言わせる為の、作戦?
つーか、俺がお前にどれだけハマってるかは、もう分かってるだろ。
これ以上どう好きになれっていうんだよ……
さすがイケメンと言った美和の目は笑っていない。
くそー……
普段は鉄壁を作ってる反面、心を許す相手には何でもゲロッちまうのが姉貴の難点だ。
ストッパー役の優香がいない時は特にどうしようもねぇ。
「それで怒ってんの?」
「…………」
「……そんなの過去の話だろ」
俺は美和の髪を撫でて、優しく声をかけてみる。
すると、美和は怒るでも睨むでもなく
目を潤ませて俺を見つめた。
「………分かってるもん。
でも、芸能界にいる人もだなんて……っ
みんな、見惚れるくらい綺麗な人ばかりなんでしょ?」
「……いや、だから俺が言いたいのは……」
「いいなぁ。
私も美人に生まれたかった。
そしたら、ヒメ、もっと私の事好きになってくれるでしょ?」
「……………!!」
………な、なんなのこいつ!
さっきまでヘラヘラしてたくせに、いきなり涙を浮かべてメソメソする美和。
俺は心臓をブチ抜かれた。
ワザとか?
ワザとだよな?
俺に何か言わせる為の、作戦?
つーか、俺がお前にどれだけハマってるかは、もう分かってるだろ。
これ以上どう好きになれっていうんだよ……