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pure love

第5章 兆候?

それから、俺は一週間の入院となった。


「蓮、調子どうだ?」

凌太先生の回診の時間。

俺はゆっくりと身体を起こした。


「トイレに行っただけで、息切れ…すんだけど?」

「無茶したせいで、身体にかなりの負担をかけたからだ」

答えながら、凌太先生は俺の身体を診ていく。


「なぁ…これ、鬱陶しいから…取ってくれない?」

チラッと時計を見た後、鼻の下に通された酸素の管を引いて凌太先生に頼み込む。


「自分が辛くなるだけだろ」

「別に…平気だし…」

喋るのもかなり息苦しいけど…


「あー、あれだ! もうじき凛が来るからか?」

「はっ⁈ 違っ…」

いやっ、違わないけど…

なんで分かっちゃうんだよ!


「あー、カッコつけたいよなぁ、わかるわかる。じゃあ凛がいる間だけ外してやる」

「なっ、だから違うって‼︎ 」

いや、違わないけど…


はぁー、もうこの人には敵わない…


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