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pure love

第7章 告白!

シリアスな雰囲気をぶち破るかのように、

ガラッ

勢いよくドアが開く。


「お邪魔虫は追い出したよー」

あの女2人を連れ出してくれた奏が戻ってきた。


「お前もお邪魔虫だよ」

「ひっでー!」

ブツブツ言いながら、奏の視線が泣きじゃくるマキに注がれる。


「……お邪魔虫同士、行こ」

スッと立ち上がったマキは、奏の手を引いてドアへと向かう。

俺とマキを一瞬で見た奏は、

「自転車置き場で待ってる♡」

投げキッス付きで言うと、マキに引き摺られて空き教室を出て行った。


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