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pure love

第7章 告白!

「……ごめん」

「え? 何で蓮が謝るの?」

突然謝る俺に、凛は首を傾げる。


「さっき…凛と手ェ繋いだ。合宿ん時も…俺、まわりとか何にも考えてなかった……」

あの時、ただ凛に触れたくて…何も考えずに手を繋いでた。

そのせいで、凛があいつらにいろいろ言われてたなんて…

「ごめん…」

謝る事しか出来ない。


「蓮…さっきもあの時もね…私、嬉しかったよ?」

「え?」

驚いて顔を上げれば、

「蓮と、手を繋いで見上げた星空、すごい綺麗だった」

フワッと、まるで花が咲いたかのように華麗に笑う凛。


─────うわ、抱き締めたいっ!

一気に身体を熱が駆け抜けた。


「あ、蓮 赤くなってる!」

「はっ⁈ 」

「やったぁ、今日は私の勝ち」

「はぁ? どんな勝負だよ…」


ため息混じりに俺が笑えば、

凛も嬉しそうに笑った。


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