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pure love

第7章 告白!

「……今は?」

「ん?」

「手ェ繋いでいい?」

奏が待つと言った自転車置き場へ歩きながら、俺は凛にそっと手を差し出す。


かぁぁぁっ

真っ赤に染まる凛の顔。


「ははっ、やっぱ俺の勝ち」

「…っ…もう‼︎ 」


頬を膨らめて、凛は俺の手を取る。

お互い赤くなった顔で笑い合う。


「今日は青空だな」

「うん、綺麗な青空だね」


靴箱で一旦離れた手を、

外へと歩きながら、また繋いだ。


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