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pure love

第7章 告白!

背中に感じる凛の温もり…

自転車ニケツ最高!

当たり前だけど、自転車って速いよな〜。

でも、結構体力使う……。



「蓮……?」

心配そうに俺を見るのは、

後ろに乗ってる凛じゃなくて、奏。


「……お前、邪魔」

「また邪魔扱い⁈ ひでーっ‼︎ 」


着いてくるなって言ったのに、邪魔してやるなんて冗談言いながら着いてきたのは、奏なりの優しさなんだろう。


「あはは、二人揃うと面白いよね」

背中から凛の笑い声が聞こえて、すげー幸せな気持ちになる。

でも、結構限界…

あと、少し……



奏の自転車の後ろに乗せてもらい、凛と別れる。

何も言わずに路地裏へと入る奏。


「大丈夫か?」

転げるように自転車から降りて、蹲り呼吸を整える。


「……カッコつけんなよ、蓮」

「はっ…ッ…うるせっ」

顔を上げれば、心配そうに俺を見る奏と視線がぶつかる。



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