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pure love

第7章 告白!

でも…

俺は他の奴らとは確実に違う。


「はぁー…ダルッ」

家に帰れば、何もする気が起きずにベッドへと転がる。

いつもこのまま、親が帰って来るまでウトウトする。


夏バテ…な訳ないよな……。

まだあのバスケの無理を身体が引き摺っている。


それでも最近は、凛を乗せて自転車を漕いでも発作は起きなくなった。

冷や汗と呼吸を整えるまではかなりの時間を要するけど、奏は何も言わず何も聞かずに待っていてくれる。



ピピッ

沈みかけた意識を、短いメール音が呼び戻した。


重い身体を動かして、鞄の中から携帯を引っ張り出す。

気だるさに負けそうになりながら画面を開けば、

「─────…っ!」

この前交換したばかりの凛のアドレスからだった。



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