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pure love

第9章 深愛

「─────ホントごめん‼︎ 」


目が覚めれば外は暗くて…

時計を見れば、あれから数時間も経っていた。


「ふふっ、寝顔可愛かった」

凛は、怒るどころか笑ってて、

かぁぁぁっ…

その笑顔と、言われた言葉に、思わず赤くなった。


「あ、真っ赤! 今日は私の勝ち?」

「……いつまで続くんだよ、その意味不明な戦い」

「えー……っ⁉︎ 」


何か言いたげだった凛を、

無理矢理腕の中へと閉じ込める。



「……大人になっても…続けるに、決まってるでしょ?」


俺の胸に顔を埋めたまま呟いた凛の、その言葉が…

ギュッ…と、俺の胸を締め付けた。



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