テキストサイズ

pure love

第9章 深愛

でも…

これは、凛を俺に縛り付けるものであって欲しくない。

だから…


「もしも…もしもさ……」

「ん?」

「もしもこの先、凛と離れなきゃいけなくなったとしてさ…」

「蓮⁉︎ 」


やめてよ…って、凛は俺を睨むように見る。


「もしも…だって……」

「やめてよ‼︎ 」

耳を塞ぎ、しゃがみ込む凛。


「凛、聞いて」

「やだ!」

「凛……」


同じ目線にしゃがみ込み、

凛の頬を流れる涙を指で拭う。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ