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pure love

第9章 深愛

「あっ、ああっ、ん…ンッ」

苦しげだった凛の声が変わっていく。

聞いた事ない声…

きっと、

この声は、まだ俺しか知らない。



「凛の中、すげー熱いっ」


ヤバイ…

なんか俺、泣きそう……


「凛…っ」

「れ、んっ…ああっ」

身体が、

深くまで凛を求めて加速していく。


「はっ……凛、大丈夫?」

「んっ…も、大丈夫…だから…」


─────もっと激しくしていいよ


凛の口から出たとは思えない言葉に…

俺の心が…熱が……腰を激しく揺さぶった。


「ああっ、蓮! ダメ、も、いっちゃ…‼︎ 」

「凛…凛っ…」



─────死んでもいいって思った。


いや、死にたくないけど!


でも、こんな幸せに満たされて、もう思い残す事なんてないって思った。



「俺…今すげー幸せ…」

俺の腕の中で、さっきまでの ”女の顔” が嘘みたいに穏やかに笑う凛。
 

「ん、私もだよ…」

そう言って笑う凛に、

俺は堪らなく愛おしくなって、唇を重ねた。


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