pure love
第10章 願い
「夏休み中にある程度の成果が出ればいいけどな。新学期始まると辛いだろ? しばらく入院するか?」
夏休みも残り2週間。
嬉しかったり、楽しかったりする時って、ホントあっという間に過ぎちゃうんだよな。
休み明け…
硬い机に突っ伏して寝て過ごすのはキツイな。
かと言って、保健室のベッドを一日中借りて寝てるわけにもいかないよな…
でも、また入院となると…感づく奴もいるかもな。
「ま、新学期始まるまでに考えとけよ」
眉間に皺を寄せて考え込んでた俺の頭をグシャグシャと撫でながら、凌太先生はどこか凛に似た笑顔を見せる。
一応、出掛ける時に髪型セットしてるんだけどな!
俺は凌太先生を睨みながら、
「考えとく」
グシャグシャにされた髪型を手櫛で直した。
夏休みも残り2週間。
嬉しかったり、楽しかったりする時って、ホントあっという間に過ぎちゃうんだよな。
休み明け…
硬い机に突っ伏して寝て過ごすのはキツイな。
かと言って、保健室のベッドを一日中借りて寝てるわけにもいかないよな…
でも、また入院となると…感づく奴もいるかもな。
「ま、新学期始まるまでに考えとけよ」
眉間に皺を寄せて考え込んでた俺の頭をグシャグシャと撫でながら、凌太先生はどこか凛に似た笑顔を見せる。
一応、出掛ける時に髪型セットしてるんだけどな!
俺は凌太先生を睨みながら、
「考えとく」
グシャグシャにされた髪型を手櫛で直した。