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pure love

第11章 【最終章】未来 〜side 凛〜

言葉もなく、驚きに見開かれたお母さんの瞳。

私だって同じくらい驚いてる。



……美優って、お母さんの名前だ。

お父さんとお母さんを知っていて、

しかも2人を呼び捨てにしてる。


”美姫” と名乗ったこの人は一体誰だろう?



唯一 私の意思で動かせるのは意識だけで、

まるで他人を通して見聞きしているかのような現状を、自分なりに必死で考える。

 

「お姉…ちゃん…?」

信じられないって顔をして私を見るお母さん。


そうだ…

お母さんのお姉さんの名前、美姫さんだって聞いた事がある。

でも、何で?


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