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pure love

第11章 【最終章】未来 〜side 凛〜

久しぶりに感じる蓮の熱は、

あの頃よりも逞しくて、

感じたことのない程の幸せをくれた。


十数年ぶり…

そんなブランクを感じさせない程、

蓮によって何度も高みへと昇らされる。


「や…もっ、無理……っ」

言い終えるより早く、身体が大きくしなる。


荒い呼吸のまま、蓮の胸へと崩れ落ちれば、

ドクン、ドクン…

規則正しい心音が聞こえ、涙が溢れた。


「なぁ、凛……」

「ん〜?」

私の髪を優しく撫でる蓮。

幸せの中を泳ぐように、フワフワしたまま答える。


「……ナース服着て」

え?

「コスプレエッチしよ?」

─────ええっ⁈


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