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pure love

第2章 嫉妬?

「でも、蓮くんてよく授業サボってるじゃん?」

……調子悪くて保健室にいるんだけどな。
そう思い、苦笑いが零れる。


「なのに頭いいなんて、羨ましいっ」

少しだけ唇を尖らす凛。

ぷっくりと突き出された形の良いそのピンクに目を奪われる。

つられてピンクに染まった頬を見られたくなくて、ふいっと顔を背けた。


ていうか、小学生の時はほとんど病院にいて、する事ないからって暇つぶしに勉強してた。

中学では、憐れみの目を向けてくる周りに関わりたくなくて、休み時間もひたすら勉強してた。

結果、勉強は比較的得意。

こう見えて、定期テストは毎回上位に入ってたりする。


「……他にする事なかったからな」

「え?」

「何でもない」

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