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pure love

第3章 初恋?

「蓮っ…目、開けなくて…っ…お母さんっ…うっ…ううっ…」

俺の手を握りしめながら、母親が泣き崩れる。

その背を優しく摩りながら、父親が状況を説明してくれた。


合宿から帰宅して、疲れ果てて爆睡してた俺。

飯の時間になっても起きてこない。

何度呼んでも起きてこない。

部屋に入れば、死んだように眠る俺。

どれだけ呼んでも起きる気配がない。


「───…救急車⁉︎ 呼んだのかよ⁈ 」

パニックになった母親は、すぐさま救急車を要請。

連絡を受け、俺の受け入れを許可してくれた秋村医院へと運ばれたらしい。


「……救急車とか…大袈裟!」

爆睡してただけで救急車…

しかも、昨日一晩入院。

過保護過ぎる……。



「大袈裟〜じゃないだろ」

爽やかな声と共に、仕切りのカーテンが勢い良く開けられた。


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