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pure love

第3章 初恋?

「知り合いか?」

凌太先生と共に凛を羽交い締めにしていたイケメンが凛に尋ねる。

ていうかこのイケメン、山登り合宿の時に凛を迎えに来てた奴だ。


「あ、クラスメイト」

凛が答えれば、凛から離れた凌太先生がニヤニヤしながらこちらへと寄って来た。

「蓮〜まさかお前さっきの…」


……さっきの?


そう言われてハッとする。

”恋の病…だな”

先程の凌太先生の言葉が頭の中を旋回し、俺は自分の顔が燃えるように熱くなっていくのを感じていた。


「もしかして…」

「だーっ、やめやめやめぇ‼︎ 」

飛び起きて凌太先生の口を塞ぐ。

途端に、身体中に繋がれていたものが外れ、警告音が鳴り響いた。



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