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pure love

第3章 初恋?

「全くもう! 検査、最初からやり直しだからね!」

怒り口調でそう言うのは、警告音に驚いて駆け付けた年配のナース。


いたずらを怒られた子供みたいな顔をしながら、凌太先生が俺の身体に機械を付け直す。

その横では、年配のナースが凛の身体へと機械を付けていた。


「安い機械じゃないんですよ⁈ 院長自ら壊さないで下さいよ‼︎ 」

付け終われば、凌太先生をひと睨みしその年配ナースが検査室を出て行った。



「てか、凛も凌太先生の患者なんだ?」

俺と同じ検査の機械を付けられ、隣のベッドに寝かされる凛。

その凛を心配そうに見るイケメンと凌太先生。


なのに、俺の一言で凌太先生の顔が楽しそうにぱぁっと輝く。

悪戯っ子のような顔…

凌太先生が歳相応に見えない理由はそれだと思う。



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