テキストサイズ

神様の独り言

第8章 神様は愛を理解する


道子とハキは…


今にも傾きそうなアパートへ足を踏み入れた―――…


鍵はかかっていたが…


道子が鍵を取り出す前に力を入れて捻れば…簡単にドアは開いた



顔を見合わせる二人に…



不気味に戸が開いていく…


すっかり開ききると……


薄暗い…不気味な空間が口を開けて二人を手招いている―――――――…




ゴクリ…二人の喉がほぼ同時に鳴る…



彼らの人生は恐怖と屈辱…絶望の繰り返しの様なモノなのに…



無人の空き部屋が怖いなど…滑稽な話である…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ