神様の独り言
第12章 神様は迷羊に救われる
一週間―――――…
酒井は、処理に振り回され…
やっと…二人の帰りを万全な体制で迎えることが出来た…
ハキのメールで…
一週間後帰る――――と、連絡をもらってから…随分日がたった気がした…
ハキの様態……
道子のストレス……
酒井は、二人の事を考えると…夜も眠れず……
耳鳴りや頭痛に悩まされていた―――――…
だが…その心配も…今日までと、
酒井は道子の好きな中華粥を準備し、ハキの好きなお菓子も沢山用意し…
帰りを待つ――――――…
「…こんなにお菓子を準備したら…道子様が怒られるかもしれませんね……裕太様…」
でも、一度でいいからお腹いっぱい“竹の子の里”が食べて見たいと言っていた事を思いだし酒井は、笑った…