『神様の独り言』第4章「迷羊は拾われる」　48ページ

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神様の独り言

第4章迷羊は拾われる

少年には…金は１銭も入らない…

酒女に全て取られる…

が、酒女も…

ほとんど金男に取られる…

それが現実…

その日…暮らせる金だけ渡され…

馬車馬の様に…

いや…種馬の様に…精液を出す日々…

少年には…それが当たり前で…

それが世界だった…

唯一…

人間になれる道だと信じ…

しかし――――――…

化け物のまま…月日だけ…

過ぎていく…