神様の独り言
第5章 神様は朝日を掴む
風呂の準備が出来ると…
道子は、ハキと共に浴室に向かった…
しかし…風呂場に…案内しても…
少年はシーツを被ったまま…脱ごうとはしなかった…
だが…怯える少年の目の前で…
道子は、自分も全裸になり…少年を浴室に導く―――…
憧れを抱いていた女性の…
何も纏わぬ姿に…
少年は―――――…シーツを被ったまま…ゆっくり浴室に足を踏み入れる…
明るく…広い浴室――――…
しかも…あの…
朝日の女性――――――…
少年は一瞬目が眩んだが…
白い肌が…黒髪でいっそう美しく光る姿は…
眩しい中でも見逃したくないと……
瞬きを…我慢しているみたいだった…