
♢Fallen Angel♢
第4章 EPICUREAN
頭を埋めると音をたてて吸いつきながら舐めまわす。
快楽に零れる声が無意識に大きくなっていく。
舌先の動きに合わせるように激しく掻き回す指先に意識を手放しそうになる。
「…もう…だ…め」
駿の柔らかな髪を撫でる。
「まだダメだよ」
「…だめ…喋らない…で」
「息がかかるの気持ちいいの?」
甘い声を漏らしながら首を振ると駿の指先と唇が離れて
「ほら、立って」
抱えるように蓮を立たせると、猫足の椅子にうつ伏せに倒して背中を押さえつけると、忙しなくベルトを外して体を覆い後ろから突き上げる。
熱いものに押し広げられ、揺すられる度に甘い痛みと快楽に襲われ、喘ぎが小さな叫びに変わっていく。
「蓮?聞こえる?厭らしい音がするよ。ほら、また溢れてきた」
揺れる蓮の胸を掴むように揉み、奥まで突き上げる。
「蓮…もう」
駿の大きなため息が漏れ、白濁した熱いものが中を満たしていく。
ゆっくりと体が離れると余韻で甘い声が漏れる。
体が床に崩れ、震える脚に熱いものが伝う。
「…シャワー浴びてくる」
ゆっくり立ち上がると歩きにくそうにバスルームに向かった。
熱いシャワーを浴びながら駿の匂いも、混じり合った愛液も落としていく。
駿と入れ違いにバスルームから出てバスローブを羽織ると部屋に戻り、いつものようにピルを飲み込んで鏡台に座ると髪を乾かして緩く巻いてセットする。
アイラインを引いていると、シャワーから戻ってきた駿が鏡越しに
「準備するの早くない?」
「今日は客と会うのが重なってるの」
「なんで?あっ…」
何かを思い出して口ごもる。
そんな駿を気にもとめず、バスローブを脱ぎ捨てると丈の短いワンピースに着替えた。
ジュエリーケースから指輪を取り出して嵌めると、財布から現金を抜いて鏡台に並べて
「家に帰ってくる時間がないから、これで適当に食べて」
「うん…」
バッグを掴むと部屋から直接バスルームを抜け、玄関に出るとシューズクロークからコートを取り出して羽織った。
後から来た駿と小さく唇を重ねると
「いってらっしゃい」
笑顔に見送られた。
外に出ると、冷たい風にコートの襟を竦めて歩き出した。
ノルマの為の同伴。
罰則がないのが救いでもノルマはこなさないといけない。
保証給がなくなった今ではシビアな完全歩合制。
稼がないと…
タクシーを捕まえて乗り込み、待ち合わせのカフェまで急いだ。
快楽に零れる声が無意識に大きくなっていく。
舌先の動きに合わせるように激しく掻き回す指先に意識を手放しそうになる。
「…もう…だ…め」
駿の柔らかな髪を撫でる。
「まだダメだよ」
「…だめ…喋らない…で」
「息がかかるの気持ちいいの?」
甘い声を漏らしながら首を振ると駿の指先と唇が離れて
「ほら、立って」
抱えるように蓮を立たせると、猫足の椅子にうつ伏せに倒して背中を押さえつけると、忙しなくベルトを外して体を覆い後ろから突き上げる。
熱いものに押し広げられ、揺すられる度に甘い痛みと快楽に襲われ、喘ぎが小さな叫びに変わっていく。
「蓮?聞こえる?厭らしい音がするよ。ほら、また溢れてきた」
揺れる蓮の胸を掴むように揉み、奥まで突き上げる。
「蓮…もう」
駿の大きなため息が漏れ、白濁した熱いものが中を満たしていく。
ゆっくりと体が離れると余韻で甘い声が漏れる。
体が床に崩れ、震える脚に熱いものが伝う。
「…シャワー浴びてくる」
ゆっくり立ち上がると歩きにくそうにバスルームに向かった。
熱いシャワーを浴びながら駿の匂いも、混じり合った愛液も落としていく。
駿と入れ違いにバスルームから出てバスローブを羽織ると部屋に戻り、いつものようにピルを飲み込んで鏡台に座ると髪を乾かして緩く巻いてセットする。
アイラインを引いていると、シャワーから戻ってきた駿が鏡越しに
「準備するの早くない?」
「今日は客と会うのが重なってるの」
「なんで?あっ…」
何かを思い出して口ごもる。
そんな駿を気にもとめず、バスローブを脱ぎ捨てると丈の短いワンピースに着替えた。
ジュエリーケースから指輪を取り出して嵌めると、財布から現金を抜いて鏡台に並べて
「家に帰ってくる時間がないから、これで適当に食べて」
「うん…」
バッグを掴むと部屋から直接バスルームを抜け、玄関に出るとシューズクロークからコートを取り出して羽織った。
後から来た駿と小さく唇を重ねると
「いってらっしゃい」
笑顔に見送られた。
外に出ると、冷たい風にコートの襟を竦めて歩き出した。
ノルマの為の同伴。
罰則がないのが救いでもノルマはこなさないといけない。
保証給がなくなった今ではシビアな完全歩合制。
稼がないと…
タクシーを捕まえて乗り込み、待ち合わせのカフェまで急いだ。
