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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第1章 憧れと無知の堕落

「フォローになってないかも知れないけど、そういう事だから義昌の事、許してあげて」
「許すなんて、そんな」


 あたしは別に義昌先輩の事を怒ったりするつもりはない。
 むしろ今の話を聞いて、それでもあたしの処女を貰ってくれた事を感謝したいくらい。

「亜紀子ちゃん、難しいかも知れないけど、この学校を乗り切るアドバイスを一つ上げる。人を好きになってはダメ。その思いは心の奥底にしまっておくの。そうしないと辛いだけの三年間になっちゃうから」


 心美先輩は多分あたしがそんな事出来ない事を分かって言ってる。
 言わずにはいられない。そんな感じ。


「頑張ってみます」
「うん。これから大変だけど頑張ろうね」


 心美先輩はそう言ってあたしをもう一度強く抱きしめてくれた。

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