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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第1章 憧れと無知の堕落

 顧問の先生は早々に部活を終わらせてしまった。
 適当な挨拶を済ませると職員室に戻ってしまう。


 顧問の先生が出て行った後、男子部女子部両部長が前に立った。


「それじゃあ一日早いけどこれから祭を開催します」
「新入生はそれぞれ、先輩達に優しく可愛がってもらってね」


 新入生の反応は真っ二つに別れた。
 意味が分からなくて首を傾げる子達と、いよいよという思いでいる子達。
 あたしは完全に後者だ。


「こっちにおいで」
「私とシよ」


 そこからは争奪戦のように女子部の先輩は男子部の一年生に、男子部の先輩は女子の一年生に声をかけていく。


「中村さんは何が行われるか知ってるみたいだね?」
「……佐々木先輩」


 あたしに声をかけてきたのは、練習でもよく気にかけてくれる佐々木先輩だった。

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