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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第4章 悪名と反抗の堕落

 フラフラになりながらなんとか立ち上がる。
 こんな状態で授業なんてまともに受けられる筈もない。

 ただサボればそれを理由に教師世話役会の所属期間を延長されかねない。
 寝る事は叶わなくても飯を食う事くらいはしておこう。

 やっとの思いで教室を出るとそこには佳恵が立っていた。

「んだよ?」
「これ、遠藤先生が貴女にって」

 佳恵が抱えるようにしている菓子パン。
 今のあたしには食べられる物なら何でも良かった。

 佳恵から奪い取るようにして菓子パンの一つを手に取ると、袋を破り捨てて食らいつく。
 これが遠藤が準備した物だろうが関係ない。
 今のあたしにはこれを食べるしかないから。

 あたしは一つ食べ終わると佳恵が抱えているパンを二つ取った。

「これだけあればいい。サンキュ」

 あたしはパンを手に教室に向かった。

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