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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第4章 悪名と反抗の堕落

「よぉ、美奈代」

 快感に眠る事もできないまま朝を迎える。
 目隠しを外されて久々に光を取り戻したあたしの目の前にはニヤつく遠藤の顔があった。

「酷い顔だな」

 口を開かせる奴も乱暴に取られる。
 あたしは精一杯の力で遠藤を睨みつける。

「いいな、その顔。最近のガキはすぐに堕ちやがるからつまらなかったんだ」

 遠藤はそんなあたしの怒りの目線すらも喜ぶ。
 コイツ、マジで変態だ。

「さて、いくら教師世話役会に所属しているとはいえ、授業には普通に出てもらわないとな。分かっていると思うが暴れるなよ?期間が延びるだけだ」

 遠藤はそう釘をさしてからあたしの拘束具を解いた。
 およそ半日ぶりに解放されたあたしは力なく、その場に崩れる。
 身体に力が入らない。
 飯を食えないだけならまだしも一睡もしていない。

 こんな状態で抵抗出来る筈もなかった。

「授業が始まるまでまだ少し時間がある。お前に与えられる唯一の自由時間だ。せいぜい楽しみな」

 遠藤はそう言い残して教室を出て行った。

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