恋密度〜官能・従兄妹編
第2章 蒼い果実
「いいよ、明日から勉強みっちり見てやるから、湯冷めしないうちに、今日はゆっくり休めよ!」
再び頭をクシャクシャ撫でるお兄ちゃんにアタシは仕返ししながら、おやすみの挨拶を返して部屋に戻った。
アタシの背中を辛そうな表情で見つめるお兄ちゃんに気づかず、アタシは何となくさっきのじゃれ合いで昔に戻った気がして…
すごく嬉しかったんだ…
──────────
「……っ…真美っ……くっ……はあっ…──きだっ…真美っ…───ッ」
遅がけの時間、風呂場からは荒い息使いと切ない声が微かにこだまする。
あの時と何にも変わらないその場所で晃一は鮮明に思い出す。
自分を慕ってなついていた幼い女の子に罪なことをした──
自分でも止められなかった……
親戚がみんな出払って二人きり──
チャンスだと思った。
「……くそっ…俺の愛は歪んでるッ──」
成長した真美に触れたい気持ちを必死で抑え、晃一はやりきれない想いを自分で慰めるしかなかった──
再び頭をクシャクシャ撫でるお兄ちゃんにアタシは仕返ししながら、おやすみの挨拶を返して部屋に戻った。
アタシの背中を辛そうな表情で見つめるお兄ちゃんに気づかず、アタシは何となくさっきのじゃれ合いで昔に戻った気がして…
すごく嬉しかったんだ…
──────────
「……っ…真美っ……くっ……はあっ…──きだっ…真美っ…───ッ」
遅がけの時間、風呂場からは荒い息使いと切ない声が微かにこだまする。
あの時と何にも変わらないその場所で晃一は鮮明に思い出す。
自分を慕ってなついていた幼い女の子に罪なことをした──
自分でも止められなかった……
親戚がみんな出払って二人きり──
チャンスだと思った。
「……くそっ…俺の愛は歪んでるッ──」
成長した真美に触れたい気持ちを必死で抑え、晃一はやりきれない想いを自分で慰めるしかなかった──